日馬、左足首痛抱え2場所連続Vに不安
「大相撲初場所」(12日初日、両国国技館)
左足首痛を抱える横綱日馬富士(29)が5日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で9番取ったが、本来の立ち合いの鋭さはなく、2場所連続優勝が懸かる大相撲初場所に向けて大きな不安を残した。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)によると、先月下旬に負傷して以来、初めての相撲という。
幕内宝富士と2番取った後に「痛い」とうなって顔をしかめ、足を引きずって休むなど状況は芳しくない。喉輪での突き放しに終始し、本来の頭から当たる取り口はなかった。横綱は「自分の体と相談してやるしかない」と言葉少なだった。
本場所へ残り1週間と時間が限られている。師匠は「(状態は)厳しい」と話した。