日馬、初場所出場可否10日に結論
「大相撲初場所」(12日初日、両国国技館)
左足首のけがで休場の危機に立たされている横綱日馬富士(29)=伊勢ケ浜=は、取組編成会議が開かれる10日に出場か休場かの結論を出すことになった。8日、東京都渋谷区の明治神宮で行われた奉納土俵入りを終えた後、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が明らかにした。
日馬富士は昨年12月末に左足首の古傷を悪化させ、満足な稽古ができない状況。この日の土俵入りで所作には問題なかったが、師匠は「横綱だから出場に向けて最大の努力をしなくてはいけない。それでも駄目なら、取組編成会議で(審判部長の)私が(休場と)言うか言わないかだけの話」と、明確な方針を示した。
日馬富士は師匠の言葉通りに最後まで最大の努力をいとわない。病院で勧められたという患部を保護する新しい装着具を9日にもテストする方針で「どんな器具なのか説明は難しいが、今やれることをすべてやっています。けがを治して頑張りたい」と決意を口にした。