日馬休場へ 負傷の左足首「深刻」
「大相撲初場所」(12日初日、両国国技館)
大相撲の東横綱日馬富士(29)=伊勢ケ浜=の師匠、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は9日、負傷を抱える弟子の左足首について「深刻だ。無理して靱帯(じんたい)が切れたら取り返しがつかない」と話し、初場所を休場する可能性が高まったことを明らかにした。
日馬富士は8日に東京・明治神宮で横綱土俵入りを奉納したものの、9日の朝稽古は四股やダンベル運動をしただけで、相撲を取れなかった。出稽古にきた横綱白鵬から話しかけられる場面があったものの、一緒に稽古することはなかった。
回復具合について問われても「うーん」と言葉を濁した。伊勢ケ浜親方は「一番は本人のことを考えなければならない」と、10日午前の取組編成会議まで熟慮する構えだ。
日馬富士は、12月下旬のトレーニング中に古傷でもある左足首を痛めた。休場すれば、横綱としては08年九州場所の朝青龍以来となる。