隠岐の海、大関連破 横綱戦へ闘志満々
「大相撲初場所・2日目」(13日、両国国技館)
大器がいよいよ覚醒しようとしている。隠岐の海が初日の鶴竜に続き、2日目も琴奨菊と大関を連破。恵まれた体格で早くから期待されてきたが、ついに大きく飛躍する時がやって来た。琴奨菊の当たりをがっちり受け止め、左四つでお互いに上手が取れない展開。58秒6の攻防の末、最後は右からの小手ひねりで大関を横転させた。
連勝スタートにも「まだまだですね。もっと右からおっつけないと。いい内容で勝たないと自信にならない」と、決して満足した表情は見せない。それでも3日目の横綱戦へ向けて早くも闘志満々。「もし勝ったら“何とか旋風”と書いてください」とキッパリ。角界きってのイケメンが、初場所の主役に躍り出ようとしている。