遠藤、鶴竜に20戦全敗も「いい経験…」

 「大相撲春場所」(3月9日初日、ボディメーカーコロシアム)

 自己最高位の東前頭筆頭に躍進した23歳の遠藤が27日、前日に続いて大阪市西成区の井筒部屋へ出稽古し、初の綱とりに挑む大関鶴竜に20番続けて胸を借りた。

 立ち合いで当たり負けしてまわしに手が掛からず「やられたい放題だった」と、結果は20戦全敗。中盤からは息も上がったが「本場所でしか感覚を得られない人と何番も稽古ができて幸せ。いい経験をさせてもらっている」と前向きだ。

 鶴竜は伸び盛りのホープに付け入る隙を与えず、一気の出足で圧倒。「稽古をつけてやるというのではなく、自分の稽古に集中した」と涼しい表情で話し「あまり飛ばしすぎずにやっていく」と冷静な姿勢を崩さない。

 デビューから1年と“新弟子”の遠藤が「大関は親切に教えてくれる。『これからもよろしくお願いします』と言いました」と声を弾ませれば、鶴竜は「彼はいい子ですね。爽やかな好青年」。注目の両力士が、場所前から景気のいい話題を提供している。

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