鶴竜、綱とりへ充実!疲労の遠藤を圧倒

 「大相撲春場所」(3月9日初日、ボディメーカーコロシアム)

 綱とりに臨む大関鶴竜と東前頭筆頭のホープ遠藤が28日、ともに大阪市東成区の時津風部屋へ出稽古に行き、3日連続で胸を合わせた。

 小結豊ノ島らを交えた申し合いで鶴竜は20番で19勝。遠藤とは9番取り、1敗のみだった。低く威力のある立ち合いに加え、速い攻めが光る好内容が続き「前に前にという意識でやっている」とうなずいた。

 一方の遠藤は18番。後半は鶴竜の当たりに上体が浮き、残す腰もなかった。26日に入門以来初の出稽古を行うなど、関取衆との申し合いもまだ不慣れ。「いろいろな関取衆とできてよかった」と言う顔は、疲労の色を隠せなかった。

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