コロッケJr白星デビュー「緊張した」
「大相撲春場所3日目」(11日、ボディメーカーコロシアム)
ものまねタレント・コロッケの次男、琴滝川(18)=佐渡ケ嶽部屋=が11日、前相撲で初土俵を踏み、白星で飾った。力強い立ち合いから鈴木(玉ノ井)を右四つにガッチリ受け止め、最後は同部屋で憧れる大関琴奨菊を“モノマネ”したかのように、見事ながぶり寄りで寄り切った。
琴滝川は「緊張しました。とりあえず無理なく勝てればと思った。普通にがぶり寄ろうと思った」と、安どの表情を浮かべた。
佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は取組後、愛弟子と握手。「いい相撲だった。滝川は納得いくまでずっと稽古をしている。立ち合いの当たりが強い。琴奨菊のがぶり寄りを目標にしているから、最後もしっかり腰も降りていた」と、目を細めた。
新弟子検査時には父の十八番(おはこ)、森進一の顔マネをして笑わせたが、この日は一切なし。親方は「まだ新弟子。頑張らせます」とし、芸は封印し、相撲道に精進する。