春は大砂嵐!7連勝でホープ遠藤戦へ

 「大相撲春場所・7日目」(15日、ボディメーカーコロシアム)

 伏兵・大砂嵐が舛ノ山を突き落として、自身初の7連勝。8日目は初のストレート給金をかけて、ホープ遠藤と対戦する。遠藤は琴欧洲をはたき込んで3連勝し、星を3勝4敗とした。白鵬、日馬富士の両横綱は危なげなく勝ってこちらも7連勝。綱とりの大関鶴竜は、栃乃若を寄り切って1敗をキープ。全勝は白鵬、日馬富士、大砂嵐の3人で変わらなかった。

 快進撃が止まらない。大砂嵐が館内を大いに沸かせた。立ち合いは強烈なかち上げ。相手に突っ張りの応酬を受けたが、素早く左を差すと右から威力あるいなし。舛ノ山を土俵にはわせた。

 怪力相撲ばかりが話題になるが、頭脳戦も得意。前日は貴ノ岩の変化を見抜き、この一番では、逆に舛ノ山に変化がないと推理した。「立ち合いの時、相手との距離が長かったから、変化はできないと思った。だから思い切って当たったネ」と、冷静な口調で自画自賛した。

 幕内に上がって3場所目で初の初日から7連勝。ストレート給金まであと1勝に迫った。中日の相手は人気のホープ遠藤だが、気負いはみじんもない。「あと一番で勝ち越しとか考えない。誰が相手でもいつもと一緒デス。昨日と一緒、一昨日と一緒、初日と一緒ネ」。悩まされてきた花粉症も、いい薬に巡り会い、症状が治まってきた。荒れる春場所。大砂嵐が主役に躍り出る。

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