遠藤100点満点の相撲で2勝目挙げる
「大相撲夏場所3日目」(13日、両国国技館)
ホープ遠藤は玉鷲を万全の相撲で寄り切って2勝目を挙げた。4日目は、千代大龍を突き落として3連勝とした新横綱鶴竜を相手に初金星を狙う。横綱白鵬は碧山を寄り倒して3連勝。横綱日馬富士は豪風を押し出して2勝目を挙げた。
100点満点の相撲だった。遠藤は立ち合い突っ張って玉鷲の体を起こし、土俵際に追い詰めた。左を差して後ろまわしをつかみ、右上手を引く。万全の体勢からの寄り切り。館内に大きな拍手が沸き上がった。
「立ち合いがよかった。明日につながる相撲が取れたのではないかと思う」
4日目の相手は鶴竜。勝てば武双山が94年初場所で達成した幕下付け出しデビューから6場所の最速金星に次ぐ、8場所での奪取となる。先場所の初顔合わせでははたき込まれたが、土俵際まで追い込んでいるだけに勝機は十分。
「向かっていく気持ちで頑張ります」。静かな言葉に雪辱への気迫を込めた。