65キロ新弟子・育盛ほろ苦デビュー
「大相撲名古屋場所・3日目」(15日、愛知県体育館)
新弟子検査合格者らによる前相撲が始まり、体格基準ぎりぎりの体重67キロで通過した17歳の育盛(そだちざかり)=本名田井雅人、大阪府出身、式秀=は立ち合い、相手の突き一発で土俵下まで吹っ飛ばされた。ほろ苦デビューに「もう少し長く土俵にいたかったけど、けがなく終われた」と一息ついた。
相撲経験はなく、6月下旬に入門した際、58キロしかなかった。「体が大きくなれ」と師匠の式秀親方(元幕内北桜)から珍名を付けられ、増量作戦を展開中。ご飯、ちゃんこ鍋とも丼2杯がノルマだが、65キロに減ってしまい「食べるのはしんどい」。育ち盛りはこれからになりそうだ。