白鵬「強引すぎた」先場所に続く黒星
「大相撲名古屋場所・11日目」(23日、愛知県体育館)
30回目の優勝を狙う白鵬が、先場所に続き豪栄道にまさかの連敗。左上手から強引な投げを打ったが、腰が入った形になって浴びせ倒された。関脇以下の同じ力士に2場所続けて敗れるのは、2012年初場所、春場所で関脇鶴竜に敗れて以来の屈辱だ。
投げで墓穴を掘った?と聞かれると「まったくその通り」と目を閉じたまま振り返り、「強引すぎた」と反省を口にした。豪栄道の圧力を感じたかという問いには「まあそういうことでしょうね」とつぶやいた。
10日目から右ひじにしているサポーターについては「大丈夫」と受け流したが、12日目の琴奨菊戦に敗れればトップの座からも引きずりおろされる。横綱は「気を引き締めていくしかないですね」と言葉に力を込めた。