白鵬完敗でイライラ…「はよう歩け!」
「大相撲秋場所・13日目」(26日、両国国技館)
横綱白鵬は大関豪栄道に寄り切られて初黒星。
白鵬は自信があるはずの四つ相撲で、豪栄道に完敗した。支度部屋では報道陣に背を向けて座り、取材を拒否。迎えの車に向かう通路で「はよう歩け!!」と付け人をしかりつけ、初黒星にいらだちを隠せなかった。
右の相四つで、豪栄道に浅い左まわしを許した。窮屈になり右の差し手を抜き、左四つに持ち込んだ。簡単に腰が伸び、約8秒で土俵を割った。これで豪栄道に3連敗。北の湖理事長は「どうした白鵬、という内容だ」と心配顔だ。
14日目には逸ノ城の挑戦を受ける。1横綱2大関が21歳の大器に屈しており、いわば最後の牙城。横綱の威厳を懸けた1敗同士の大一番を前に、険しい表情で帰途に就いた。