逸ノ城の両親も自宅から快挙たたえる
「大相撲秋場所・千秋楽」(28日、両国国技館)
新入幕の逸ノ城が安美錦を押し出しで破って13勝目を挙げ、来場所での三役昇進をほぼ確実とした。新入幕力士が13勝したのは北の富士、陸奥嵐に次いで3人目。三賞も殊勲・敢闘のダブル受賞となり、幕下付け出しからの最速記録となった。
逸ノ城の両親はこの日、ウランバートルから約400キロ離れた自宅のゲル(モンゴル伝統の移動式住居)で、衛星放送で取組を見守った。父・シレーマシン・アルタンホヤグさん(44)は「大事なことは今後もけがなしで続けること。そうすればいつかは優勝できる」と話した。母・ボロルトヤさん(43)は「体を休めて次の場所でまた活躍してもらいたい」と気遣った。