逸ノ城、軽め発進 出稽古も延期へ
「大相撲九州場所」(11月9日初日、福岡国際センター)
新三役の関脇に昇進した逸ノ城(21)が28日、福岡県古賀市の湊部屋宿舎で福岡入りして初の稽古を行い、四股やすり足の基本運動だけを1時間余りこなした。
前日に初めて披露したちょんまげが乱れることはなく「(まげがあると)何か違う。髪が引っ張られて、目が開いている感じがしていいですよ。ピシッとしてます」と笑顔。知人からも「似合っているよ」とのメールが殺到したという。
帯状疱疹(ほうしん)で秋巡業を途中休場し、退院したのは24日。背中にはあざが残り「動いていなくて不安もあったし、(体が)重く感じた」。29日から出稽古に行く予定だったが、状態を考慮して31日からに変更。「いつも気合は入っている。大丈夫」と怪物が静かに動きだした。