逸ノ城 出げいこ封印「体がしんどい」
「大相撲九州場所」(11月9日初日・福岡国際センター)
新関脇の逸ノ城(21)が出稽古を封印し、ぶっつけで本場所に臨む。29日は福岡県古賀市内の湊部屋宿舎で関脇昇進後、初めて土俵内での稽古を行った。もっとも、今月中旬の帯状疱疹(ほうしん)による入院の“後遺症”が残っており、31日から佐渡ケ嶽部屋で予定していた出稽古をしないことになった。
稽古は若い衆に胸を出したり、仕切って相撲を取り、計48番。だが、稽古後はさえない表情で「体がしんどい。入院する前と違って反応も悪い。今日はみんな(若い衆)に負けそうになった。1週間やれば、前の調子に戻れると思う。それまでは部屋でやる」と話した。
体調が回復し、調子が上がってくれば、出稽古解禁の可能性もあるが、師匠の湊親方(元幕内湊富士)は「体調がよくないということなので、出稽古はしない。入院して体がおかしいようだ。今のところは本場所まで部屋でやる」と話した。新関脇場所がいきなり試練の場所となる。