大入り「大相撲クルーズ」豪快に出港

 画期的なファンサービスを続ける日本相撲協会が、豪華客船「飛鳥2」(5万142トン)を運航する郵船クルーズと協力して企画した「大相撲クルーズ」が10日、横浜港から2泊3日の日程で出発した。横綱白鵬、大関稀勢の里や浅香山親方(元大関魁皇)らが乗船し、約750人の乗客と交流する。白鵬は「(客船の)この豪快さは映画の世界。少しでも大相撲のいいところを見せていきたい」と述べた。

 乗客の平均年齢は約66歳。旅行代金は来年1月の初場所升席券の特典付きで1人分が11万5千円~52万円と高額ながら完売した。関取衆のトークショーや、四股などを取り入れた相撲体操を体験するイベントが用意され、ちゃんこ鍋も振る舞われる。角界随一の美声で知られる勢は出発前に早速、相撲甚句を披露。軽妙な話術が得意な豊ノ島は「力士の心の広さと海の広さは一緒ということを伝えたい」と笑った。

 さらなるファン獲得に向けた異例の試みに、出来山広報部長(元関脇出羽の花)は「少しでも多くのお客さまに大相撲を身近に感じていただきたい」と期待した。

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