逸ノ城、水入り大相撲制した

 「大相撲初場所・14日目」(24日、両国国技館)

 関脇逸ノ城は幕内では約6年ぶりとなる水入りの大相撲で照ノ富士を寄り切った。

 館内が大歓声に包まれた。逸ノ城が鳥取城北高の先輩に当たる照ノ富士と大熱戦の末、寄り切りで勝った。お互い右の相四つ。立ち合いがっぷり四つに組むと、体重202キロの逸ノ城と180キロの照ノ富士が土俵上で動かなくなり、3分17秒が経過したところで水入りとなった。

 水入りは2009年5月場所11日目の時天空-阿覧の一番で時天空が勝って以来。再開を待つ間、逸ノ城は控えで出番を待っていた豪栄道に、照ノ富士は碧山にまわしを締め直してもらった。再開後は逸ノ城が一気に攻め、照ノ富士が踏ん張ったが、再度前へ出た逸ノ城が寄り切った。

 勝負がつくまで何と4分46秒8。逸ノ城は荒い息の下から「相手が出てくるのを残して先に攻めたかった。右四つだったのでもう少し思い切りいければよかったんですが…。水入りは知っていたけど初めてです」とコメント。NHKのインタビュールームに呼ばれたが、負け越していることを理由に辞退した。

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