2015.02.01

断髪式の栃乃若、母のねぎらいに涙

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　昨年１２月に気力の衰えを理由に引退した大相撲の元幕内栃乃若の李大源氏（２６）＝兵庫県出身、春日野部屋＝の断髪式が３１日、都内で行われた。栃煌山ら部屋の関取衆や親方衆、同学年の幕内常幸龍ら関係者約１２０人が大銀杏（おおいちょう）にハサミを入れ、最後は師匠の春日野親方（元関脇栃乃和歌）が大銀杏を切り落とした。

　兵庫・報徳学園高で高校横綱に輝き、身長１９５センチと恵まれた体格で将来を嘱望されていたが、突然の引退表明。母・崔仙玉さんから「ありがとう」と声をかけられた時は、こらえきれず涙を流した。整髪を終えた李氏は「入門してからの一つ一つが大切な思い出だった。相撲界では人のつながりの大事さを学びました」と感謝の気持ちを述べた。今後は未定で「みなさんにいい報告ができるように頑張ります」と語った。