逸ノ城、最重量203・5キロ…減量課題に

 大相撲の関脇逸ノ城(21)=湊=が4日、東京・両国国技館で健康診断を受け、体重203・5キロで自己最重量を1・5キロ更新した。

 1月の初場所は202キロの重さが響いて動きが鈍く、6勝9敗と初土俵以来、初の負け越し。減量が課題だが「210キロぐらいになっているかと思った。思っていたより少なかった」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

 初場所中から大好物のデザートを食べていないという。3日から再開した稽古では準備運動を入念に行い、余分な脂肪を燃やす構えだ。巻き返しを期す春場所(3月8日初日・大阪市ボディメーカーコロシアム)に向け「本当に痩せたい。195キロにしたい」とダイエットに意欲を示した。

 健康診断で最も苦しんだのは採血だった。太い腕に血管が思うように浮かび上がらず、何度も注射をやり直した。怪物と呼ばれる逸ノ城は「針を刺すのは苦手です」と痛みに顔をゆがめた。

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