春場所初土俵の大道“三役級”体感

 「大相撲春場所」(3月8日初日、ボディメーカーコロシアム)

 昨年のアマ&学生横綱で、春場所に幕下10枚目格付け出しでデビュー予定の大道久司(22)=東洋大=が12日、東京・墨田区の出羽海部屋へ引っ越し、プロ入りして初めての稽古を行った。出稽古にきた幕内栃ノ心(春日野)の胸を借り、スタミナ不足を露呈したものの、立ち合いの当たりには非凡なものを見せた。

 入門初日からいきなり三役クラスの実力を肌で実感した大道は「栃ノ心関は動かなかった。力の差を感じた」とプロの厳しさを味わうことになった。それでも師匠の出羽海親方(元幕内小城ノ花)は「立ち合いの当たりが強いし、1歩目、2歩目の足の運びが早い」と踏み込みの良さを高く評価した。注目のしこ名も23日の番付発表ごろには決まる予定だ。

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