輪島氏が太鼓判 白鵬はV40できる

 大相撲初場所で史上最多となる33回目の優勝を果たした横綱白鵬(29)=宮城野=が22日、石川県七尾市の能登食祭市場でのトークショーに参加した。

 一昨年の12月に下咽頭がんの切除手術を受けた同市出身で元横綱の輪島大士さん(67)が2年ぶりに姿を見せ、優勝40回と、同県出身の幕内遠藤、十両輝に厳しく稽古をつけるよう求めた。

 大先輩から白鵬への期待の表れだ。声の出ない輪島さんが紙にペンを走らせた。「けがをしないでということと、優勝40回はいくと思う」。読み上げられた言葉に、白鵬は「この体を維持していくことが優勝40回に近づいていくのかな」と、大台到達に思いをはせた。

 輪島さんはもう一つ、「遠藤、輝を教えていただき、鍛えてください」とリクエストした。石川県が生んだホープたちに、白鵬は「遠藤は同じ一門でよく稽古する機会もあるし、輝はちゃんと勝ち星を積んでいけば秋場所、九州場所で当たる可能性もある。いずれ彼らの時代は来ます」と応えた。

 初場所後に審判部を批判した問題には触れずじまいだったが、最強横綱は春場所(3月8日初日、大阪市ボディメーカーコロシアム)で力を見せつけ、大先輩の期待に応える。

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