逸ノ城、豪快!稀勢の里を吹っ飛ばす
「大相撲春場所・5日目」(12日、ボディメーカーコロシアム)
逸ノ城が豪快な突進で大関稀勢の里を土俵下まで吹っ飛ばした。立ち合いで右を差し勝つと、そのまま勢いに任せて前進。俵に両足がかかった大関を思い切りプッシュした。「良かったです。大関は左四つなので差されないように右を固めていった。自信になります」と、わずか3秒の快勝に声を弾ませた。
2月の大相撲トーナメント準決勝で対戦した時には左四つに組み止められて敗れ、土俵際の投げの打ち合いで右膝を痛めた。しかし、大阪入りしてからの治療で不安のない状態に仕上げ、雪辱を果たした。初日の鶴竜の不戦勝も含めて序盤で2横綱1大関から白星。6日目の大関琴奨菊戦へ向けて「頑張ります」と決意を表明した。