照ノ富士71年ぶり新三役6連勝

 「大相撲春場所・6日目」(13日、ボディメーカーコロシアム)

 新関脇の照ノ富士が栃煌山を寄り切り、新三役では1944年秋場所の東富士以来、約71年ぶりとなる初日からの6連勝を飾った。横綱白鵬は高安を引き落とし、千代の富士と並ぶ史上2位の幕内807勝に到達し、大鵬を抜いて単独最多5度目の30連勝を記録した。全勝は平幕の安美錦を含めて3人。横綱日馬富士は碧山を寄り切って1敗を守り、逸ノ城は大関琴奨菊を寄り切った。

 逆転勝ちで71年ぶりに相撲史に名を刻んだ。照ノ富士は栃煌山にもろ差しを許し、土俵際に追い込まれたものの、腰を振って右を差し返した。「勝ったと思った」と191センチ、180キロの体で、最後は寄り切った。

 1944年以来、新三役で初日から6連勝。「照ノ富士の名前が載るね」とにっこり。「親方が腰を振れって言っていたのを思い出した…というのは冗談。体が勝手に動いた」と口も滑らかだ。

 鳥取城北高で逸ノ城の2年先輩にあたる。モンゴルから来日した仲で「上位戦で頑張っているから俺も頑張らないと」と、この日も大関を破った後輩が刺激になっている。

 実は4日目の朝から体調不良。トイレに何度も駆け込み「食べたら全部吐くし、下痢」と言う。「腹に力が入らない」と、全力は出し切れていない。

 兄弟子の日馬富士、安美錦とともに、伊勢ケ浜勢3人が白鵬に立ち向かう展開。「腹に力が入ったら俺はもっとすごい。ガハハ」と豪快に笑った23歳がV戦線でフン張る。

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