白鵬、冷静に11連勝…20日にもVへ
「大相撲春場所11日目」(18日、ボディメーカーコロシアム)
「豪栄道コール」で館内が盛り上がる“アウェー”の状況でも白鵬は冷静だった。突っ張ってから左の上手投げ。ご当地大関の完敗にため息が充満する中、連勝記録を35に伸ばした白鵬は涼しい顔で花道を引き揚げた。
1敗で追走していた照ノ富士に土がつき、2敗の平幕大砂嵐、千代鳳もそろって3敗に後退。白鵬の34回目の優勝が13日目にも決まる展開になった。
支度部屋では、相変わらず報道陣に背を向けたまま無言で、帰り際、歩こうとした先にいた記者に「どけよ」とひと言吐き捨てた。北の湖理事長(元横綱)は「誰が白鵬に土をつけるか、という感じだ」と強さにお手上げといった表情だった。