「大相撲夏場所・3日目」(12日、両国国技館)
新弟子らによる前相撲が始まり、30年ぶりのカナダ人力士となった誉錦(ほまれにしき=本名ブロディク・ヘンダーソン、錦戸)が白星デビューを飾った。門倉(九重)を突き落とした20歳のホープは「とても緊張した。でも、国技館の土俵に立てて光栄」と笑みがこぼれた。
元大関小錦でタレントのKONISHIKIさんの紹介で入門した。師匠の錦戸親方(元関脇水戸泉)は「一生懸命やっているし、焦らずじっくり育てたい」と温かく見守る方針。奮闘する20歳は「日本の伝統、文化をカナダに広めたい」と目を輝かせた。