白鵬7連覇ならず…無言で引き揚げ

 「大相撲夏場所・千秋楽」(24日、両国国技館)

 関脇照ノ富士(23)=伊勢ケ浜=が12勝3敗で涙の初優勝を飾り、場所後の大関昇進も事実上決まった。3敗で並んでいた横綱白鵬(30)=宮城野=が結びで横綱日馬富士(31)=伊勢ケ浜=に寄り倒され、白鵬は史上初の2度目の7連覇と35回目の優勝を逃した。

 白鵬は立ち合いから突っ張っていったが、日馬富士に低く潜られて、まわしがつかめなかった。勝てば照ノ富士との優勝決定戦にもつれ込むはずが、最後は寄り倒された。支度部屋では報道陣に背を向けてマゲを直し、無言のまま足早に引き揚げた。

 黒星スタートとなったものの、2日目からは10連勝。11日目には照ノ富士も退けた。13日目に一度は単独トップに立ったものの、まさかの連敗で11勝4敗に終わった。

 北の湖理事長は「白鵬は仕方ない。こういうときもある」と思いやった。史上初となる2度目の7連覇も、そそして自身の優勝回数を更新する35回目のVも消えた。

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