白鵬、オーラに圧倒された「最高です」
大相撲で史上3位の優勝31回を誇り、6月1日に60歳の誕生日を迎える元横綱千代の富士の九重親方が31日、東京・両国国技館で歴代横綱10人目の還暦の土俵入りを披露した。太刀持ちは白鵬、露払いが日馬富士。現役の両横綱を従えて力強い雲龍型を見せ、後援者ら約1200人が集まった館内から「千代の富士、日本一!」という大きな声援が飛んだ。
史上最多の34回の幕内優勝を誇る白鵬でさえも、伝説の大横綱のオーラを感じて圧倒されたようだ。「緊張しました。太刀持ちをやるのは多分最初で最後だと思うけど、(太刀が)重かったです」としみじみと語った。双葉山や大鵬など歴代横綱に造詣が深い白鵬だが、“生”の千代の富士を間近で見て「最高ですね」と笑顔が絶えなかった。