宇良プロ初黒星でV逃す「熱気すごい」

 「大相撲名古屋場所・千秋楽」(26日、愛知県体育館)

 序二段は7戦全勝同士の優勝決定戦が行われ、日体大出身で元学生横綱の大輝(23)=八角=が、関学大出身初の力士で居反りなどの大技が得意な宇良(23)=木瀬=に押し倒しで勝った。宇良は先場所の序ノ口に続く優勝を逃した。

 関学大から初めて大相撲入りした序二段の宇良は、優勝決定戦で元学生横綱の大輝に敗れ、連続Vはならなかった。幕内土俵入りの前に行われた決定戦。いつものように低く潜って相手の足を取りにいった。しかし、お互いに頭を付ける体勢になって、一気に突進してきた大輝に土俵下へ押し倒された。

 プロ入り後初黒星にも「相手に圧力負けしないように気をつけた。満員の館内は熱気がすごかったです」と気落ちせずに振り返った。秋場所では三段目上位の15枚目前後に躍進することが確実。着実に進化を続けるアクロバット力士の今後に注目だ。

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