若の里、引退は地元青森巡業後に発表へ

 大相撲夏巡業のスタートとなる岐阜巡業が3日、岐阜市の岐阜メモリアルセンターであった。名古屋場所を4勝11敗で終え、幕下陥落が決定的な十両若の里(39)=田子ノ浦=も姿を見せ、19日の八戸市、20日の七戸町と、地元青森で行われる巡業まで参加することを明らかにした。

 名古屋場所千秋楽後は「幕下で取る気はない。現実を受け入れることになる」と引退の意向を示していた。場所後に考えた結果、地元巡業が頭から離れなかった。「地元の巡業に出てそれから決断しても遅くないと。自分の最後のわがままを許してもらった形かな」。巡業後、秋場所番付発表の31日までに引退を正式発表する見通しだ。

 故郷の巡業にこだわるのは、入門を志した思い出もあるからだ。「(自分は)中3で貴乃花親方(元横綱)に稽古をつけてもらった。青森の人は巡業でしか力士を見ることができない」。力士と触れ合う機会の少ないファンのために地元で恩返しするつもりだ。

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