日馬富士、右肘伸ばせず秋場所休場
「大相撲秋場所」(13日初日、両国国技館)
横綱日馬富士(31)=伊勢ケ浜=が10日、右肘の負傷のため、秋場所(13日初日・両国国技館)を休場することが決まった。日馬富士の休場は7月の名古屋場所に続いて通算6度目、横綱昇進後は4度目となる。2場所連続休場は自身初めて。
師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)によると、患部の右肘にうっ血や腫れがあり、完全に伸ばせない状態。「私から見てもちょっと難しそうな感じ。ここで無理をすると(肘が)動かなくなる」と状況を説明した。
日馬富士は5月の夏場所の直後に右肘の骨棘(こっきょく)などを除去する手術を行った。名古屋場所は急ピッチの調整で出場に踏み切ったが、初日の妙義龍戦で左から上手投げを打った際に強打。右肘外側側副じん帯損傷で全治1カ月と診断され、2日目から途中休場した。
日馬富士は師匠を通じて「まだ不安が大きい。出るからには優勝を意識しないといけない。大変申し訳ないが今回は(出場を)見合わせる」とコメント。九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)での復帰を目指す。