白鵬、秋巡業後半からの復帰目指す

 左膝負傷のため、大相撲秋場所を3日目から休場した横綱白鵬(30)=宮城野=が29日、東京都墨田区の同愛記念病院で磁気共鳴画像装置(MRI)検査を受けた。痛みは引いていないが、10月20日に香川県丸亀市で行われる秋巡業で復帰を目指す意向を示した。

 白鵬が初めて復帰のめどを明らかにした。検査を終えた白鵬は「(10月)20日から出たいという気持ちは(医師に)伝えました」と、17日間開催される秋巡業後半で土俵に戻る意欲を見せた。

 左膝には痛みが残っているといい、「痛み止めを打ちました」と状態を説明。ただ、足取りは軽く、報道陣を見つけると笑みも浮かべた。10月13日に予定している検査の結果をふまえ、明確な復帰時期を判断する見通しだ。

 秋場所で初日から2連敗を喫した白鵬は「左大腿(だいたい)四頭筋腱炎(けんえん)」と診断されて3日目から休場した。大関だった06年九州場所以来、約9年ぶりの休場で、07年の横綱昇進後は初めて。秋場所中は主に温泉治療で静養してきた。

 宮城野部屋の千秋楽パーティーで、白鵬は「(11月の)九州場所に間に合うようにまた頑張りたい」と決意をみなぎらせていた。この日も秋巡業で復帰して九州場所へ調整する考えかと問われると「そうだね」と言葉に力を込めた。秋巡業でファンに元気な姿を見せることを視野に入れながら、治療を続ける。

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