白鵬まさか3連敗で優勝逃す
「大相撲九州場所・千秋楽」(22日、福岡国際センター)
もはや抜け殻のようだった。目の前で日馬富士が2敗目を喫し、優勝決定戦での逆転Vのチャンスが浮上したにもかかわらず、白鵬のモチベーションは上がらなかった。右四つに組んだが、すぐに鶴竜に左を巻き替えられてもろ差しを許した。土俵際で残す気力も見られなかった。
終盤にきて、まさかの3連敗でV逸。八角理事長代行(元横綱北勝海)は、「集中力がいつもの白鵬ではない」と、メンタル面での崩壊を指摘した。
「タイミングよく巻き替えられたね。休場明けの15日間?長いようで、早いような感じですかね」と淡々と振り返った。横綱昇進後、3場所連続で優勝を逃したのは一度だけ。このまま引き下がるわけにはいかない。