白鵬、スーパー中学生と激突&ゾッコン
大相撲の沖縄巡業が12日、那覇市の沖縄県立武道館で2日間の日程で始まった。横綱白鵬(30)=宮城野=が子どもとの稽古で、ことしの全国中学校選手権で団体優勝した浦添市立浦添中3年の當真嗣斗(とうま・つぐと)君と胸を合わせた。185センチ、170キロを誇る“金の卵”に白鵬もゾッコンだった。
以前から面識があり、前日に當真君から稽古をつけてもらうよう直談判された。身長こそ及ばないが、体重は白鵬より12キロも重い。白鵬がいなしても動じず「揺さぶってもついてきた」と太鼓判。「プロになりたいという意思もあったし、元気なうちに肌を合わせておこうかなと」と、注目の逸材との稽古に充実感をにじませた。
あこがれの横綱に胸を借りた當真君は「とにかく動かなかった。本当にやってもらえるとは思わなかった」と目を輝かせた。来春には強豪・鳥取城北高か中部農林高に進学予定で「高校を卒業してからプロに行きたい」ときっぱり。再戦を夢見ているようだった。