嘉風、稀勢の里に感謝「アゲ大関」
新入幕から史上2位のスロー昇進で新関脇となった嘉風(33)=尾車=が4日、千葉県船橋市の二所ノ関部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古で稀勢の里に胸を借りた。
稀勢の里には昨年夏巡業から稽古をつけてもらっており、一気に攻め込む相撲で大関から10番で2勝した。昨年秋場所は家族が13日間、両国国技館で応援。「アゲ家族」と表現していた嘉風は、稽古で指名してくれる大関に「アゲ大関ですよ」と感謝の気持ちを口にしていた。
33歳9カ月での新関脇は戦後6位の高齢昇進だが、単なる遅咲きで終わるつもりはない。「根拠のない自信ですけど、いま場所が始まっても大丈夫。早く場所に出たいっす」と、どこまでも鼻息は荒かった。