白鵬が1敗死守で琴奨菊と並ぶ
「大相撲初場所・13日目」(22日、両国国技館)
白鵬が1敗を死守し、琴奨菊と並んで再び賜杯レースのトップに立った。鶴竜との横綱対決は右四つに組んでから攻防が続いたものの、機を見て左の上手出し投げで崩し、最後は相手を後ろ向きにして送り出し。横綱通算670勝目で1位の北の湖に並んだ。
「立ち合い当たってから崩して出しましたね」。支度部屋で目を閉じながら振り返り、豊ノ島のとったりに屈した琴奨菊に対しては「多分、相手を(土俵外へ)出したと思ったのかもしれませんね」と推察した。
14日目は今場所7勝6敗ながら、手ごわい稀勢の里が相手。「並んでいますから、火もつきます。並べばひと味違う。いい形で締めくくりたい。残り2日、大事なことはないと思う」と、余裕たっぷりに逆転のV36を見据えた。