【琴奨菊の一問一答】「よく戦えた」
「大相撲初場所・千秋楽」(24日、両国国技館)
大関琴奨菊が10年ぶりとなる日本出身力士の優勝を達成した。度重なるケガを乗り越え、58場所連続で優勝を独占してきた外国出身力士の勢いを止めた31歳の最古参大関は、夢心地で初優勝を喜んだ。
以下、琴奨菊と一問一答。
-どんな思いで豪栄道戦を迎えた。「気持ちで負けないよう、しっかり自分の相撲を取り切ることだけ考えた」
-率直な気持ちは。
「わけわかんない(笑)」
-優勝後、土俵下で目を閉じていた。
「もう1番あるのかと、わけわかんないことを考えていたけど、しっかり集中して結果を出して満足」
-10年ぶりの日本出身力士の優勝になる。
「たまたま。自分だっただけ。けれど、本当にこの体でよく戦えたと思う」
-重圧は。
「全く何もなかった」
-(角界入りして)15年を振り返って。
「苦しいこと続きだった。目指してた優勝は特別な思いがあるし、それが達成できたことはすごくうれしい」
-優勝の要因は。
「ケガした時に、しっかり自分と向き合えたこと」
-日本出身として悔しさはあったか。
「もちろん」
-苦労は報われたか。
「まだ信じられないのが率直な気持ち」
(館内に戻り優勝インタビュー)
-優勝後の花道で豊ノ島に迎えられた。
「『よかったね』と言われ、最高にうれしい」
-来場所が大事になる。
「自分の相撲をやり切ったらできるという自信がついた。頑張っていく」