アマレス出身稲垣ら46人体格検査パス

 「大相撲春場所」(13日初日、エディオンアリーナ大阪)

 春場所の新弟子検査が5日、大阪市内で行われ、46人全員が体格基準を満たした。内臓検査の結果を待って、初日に合格者が発表される。

 稲垣善之(21)=奈良県出身、佐渡ケ嶽=はアマチュアレスリング出身で、法大を中退して角界入り。奈良・大和広陵高3年時の国体では、少年男子フリースタイル120キロ級で優勝し、日本代表の強化選手にもなった。20年東京五輪を目指す道もあったが「レスリングでは食べていくのが難しい。相撲を仕事にすれば、それだけに集中できる」と決意した。中学生のときから縁のある佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)に願い、入門した。

 身長179センチ、体重127キロで得意技はタックル。今場所の初土俵へ向け「人の2倍も3倍も稽古をやらないと。勝負の駆け引きは好き」と、マット経験を土俵に生かす。

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