琴奨菊、ゲン担ぎで綱へまた一歩

 「大相撲春場所・4日目」(16日、エディオンアリーナ大阪)

 ゲン担ぎの効果はてきめんだ。大関琴奨菊が力強い出足で宝富士を一気の寄り切り。初日から4連勝と、また一歩“綱”に近づき「いい集中とイメージ、いい感覚でやれている。前に出ているから流れもくる」と充実の笑みを浮かべた。

 支度部屋では左膝のあたりをアイシング。痛みが出たのかと思いきや「今日は痛くないけどゲン担ぎだから」。この日の朝稽古の後には「ゲン担がなあかん。すごく大事」と今場所もいくつかのゲンを担ぐことで、気持ちの安定に役立てている。「やることをやっているからどんどん自信になる」。勢いに陰りはない。

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