元関脇・若の里が断髪式 将来の夢語る
大相撲の元関脇若の里の西岩親方(39)=青森県出身、田子ノ浦部屋=が28日、東京・両国国技館で断髪式を行い、田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)、弟弟子の大関稀勢の里=同右=ら約400人がはさみを入れた。
断髪式前には「若の里最後の一番」として同郷の元小結高見盛の振分親方と対戦。寄り切りで勝ち、館内を沸かせた。断髪後は「髷(まげ)がなくなり寂しいが、また新しい気持ちで頑張りたい」。将来の夢には部屋持ち親方になることを挙げ「横綱になるくらい難しいが、夢に向かっていきたい」と抱負を口にした。
最後に来場所で綱とりを目指す稀勢の里に「今のまま一生懸命に取り組んでいけばいつかは」とエールを送った。