先場所を15戦全勝で制し、横綱昇進に挑む大関豪栄道は31日、福岡県大野城市の境川部屋宿舎で記者会見に臨み「一番一番に集中し、気合だけは負けない相撲を取る」と強い意気込みを口にした。
会見には多くのテレビカメラと50人以上の報道陣が集まり、18年ぶりとなる日本出身横綱誕生への注目度をうかがわせた。だが、30歳の大関は終始落ち着いた表情。初めて挑む綱とりの心境を「誰もが経験できることではない。幸せなことだと思う」と意気に感じる。大事な場所に向け、11月1日から稽古を始める。
師匠の境川親方は「せっかくのチャンスだから狙ってもらいたい」と弟子を後押しした。