ドラ2北條、キャンプまでに2万スイング

 阪神のドラフト2位・北條史也内野手(18)=光星学院=が9日、鳴尾浜で同期入団の新人と自主トレを行い、春季キャンプまで毎日1000スイングを目標に掲げた。自主トレ期間は残り21日。2月1日のキャンプインまでに、2万スイングをこなすつもりだ。

 助走期間から全力で突っ走る。春季キャンプまでの3週間。北條は1日1000スイングを自らに課し、プロの練習についていく自信と体力を身につける。

 「これからスイング量も増やさないといけないし、スイングスピードも上げていかないといけない。バッティング練習で順番を待っている時とかにも、しっかり振ることを心掛けて頑張っていきたい」。実現できれば合計2万スイングを超える。ドラフト後から鍛え上げてきた肉体はさらに強固なものとなるはずだ。

 10日から始まる新人合同自主トレを前に、この日は新人6選手での“プレ合同自主トレ”に参加した。アップ後は藤浪とキャッチボール。その後は室内練習場でティー打撃などを行った。

 「(母校・光星学院の所在地)青森で秋口ぐらいの暖かさだった。ネックウオーマーを忘れたけど必要なかった」とおどけて見せたが、「きょうはしっかりとした練習をできたかなと思う」。充実の表情で鳴尾浜での始動初日を振り返った。

 春季キャンプは2軍スタートが濃厚となっている。1軍キャンプへの参加については「そういうことはあまり考えていない。自分のプレーをすることを考えたい」と冷静に話したが、入寮後に数々の刺激を受けて気持ちは高ぶりつつある。

 自主トレを見守った担当の葛西スカウトは「高校生としては体がしっかりしているけど、どうしてもグラウンドに出ると飛ばしてしまう。キャッチボールも力が入っていたね」と多少のオーバーペースを感じ取っていた。練習後には渡辺、白仁田、小嶋、二神にあいさつ後、4人のキャッチボールをファウルグラウンドから見つめた。「すごく伸びがあった」とレベルの高さも実感した。

 それでも昨年は甲子園で春夏連続準優勝を果たした経験の持ち主。自分を見失うことはない。「しっかり追い込んでケガをしない体をつくって準備をしたい」。はやる気持ちを抑えつつ、準備を整える。

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