小豆畑、新人合同自主トレを好リード
有言実行。阪神のドラフト4位・小豆畑真也捕手(24)=西濃運輸=が11日、新人6選手のリーダー格として、鳴尾浜で行われている新人合同自主トレを好リードした。前日のリーダー宣言を早くも実行に移した。
グラウンド入りは先頭。誰よりも大きな声であいさつし、練習中も冷たい空気を温めるように腹の底から声を張り上げた。リーダー兼ムードメーカー。まだ2日目で緊張感が残る年下のルーキー勢の表情と心を和ませた。
グラウンド外でも藤浪に気を配った。食堂で話しかけ、寮内の部屋を訪ね、積極的にコミュニケーションを図った。春夏連覇を成し遂げた怪物ルーキーも弱冠18歳。新たな環境で多少なりとも抱える気苦労を少しでも軽減しようという配慮だ。
「同期の中では一番年上なんで。自分がそうすることで、藤浪君や北條君がやりやすくなる。みんながやりやすくなる。そういう考えでやってます」。同じ新人の立場ながら、捕手ならではの心配り。頼れるアニキ分が藤浪の心、北條の緊張を解きほぐす。