北條は“くせ者”カメラ前だけ速度UP
阪神のドラフト2位・北條史也内野手(18)=光星学院=が13日、和田監督から“くせ者”としての資質を見いだされた。
3500メートル走。北條は終盤まで藤浪、小豆畑と先頭集団を形成し、カメラマンの前に来るたびに、こっそりスピードアップしていた。
これを和田監督は見逃していなかった。「後ろにつけていて、カメラがあると前に行ったりしていた。ああいうのは必要。くせ者タイプというかね」。どんな状況でも周囲の状況を把握することは一流選手に欠かせぬ要素。改めて飛躍の可能性を感じ取った。
見抜かれた北條は「意識していた」と苦笑い。3500メートル走では2位に終わって悔しがったが、資質を首脳陣に強く印象づけたことは間違いない。藤浪に負けず劣らず、着々と存在感を高めている。