虎もWBCも鳥谷まとめろ!井口がゲキ

 阪神・鳥谷敬内野手(31)が13日、沖縄県名護市内の施設でロッテ・井口資仁内野手(38)らとの合同自主トレを公開した。今季はWBC日本代表候補に選ばれている立場もあり、井口からは代表でも主軸となるようにゲキを飛ばされた。日本代表でも阪神でも、チームの中心として優勝を目指す。

 世界を相手に戦うことを思えば、これほど心強い言葉はない。阪神だけでなく、日本を背負ってプレーすることにもなる1年。鳥谷が「ありがたい期待だと思ってがんばりたい」と神妙な表情で胸に刻んだのは、世界を知る井口からのエールでありゲキだった。

 「トリはショートを守れればどこでも守れる。別に(二塁じゃなくて)ショートになるかもしれない。レギュラーとして出て欲しい。間違いなく守備はナンバーワン。あとはいろいろな意味で、全日本の主軸としてがんばって欲しい」

 毎年、1月に共に汗を流し、鳥谷の成長を見ている井口だからこその言葉。そこに偽りはない。鳥谷も「守備で貢献できるように」と話すように、自身の立場は分かっている。まだWBC球でのスローイングや、想定される二塁や三塁での守備に備えたノックなどの本格的な練習は行わず、今は基本的な体づくりに集中している。

 「まず自分の体をつくることを考えて、最終のメンバーに残るか残らないかがあるので、残るにしろ残らないにしろ、悔いの残らないだけの準備をしておきたい」

 すでに打撃面もロングティーを行っており、この日は午前中からビーチでのランニングやサッカーなどで下半身強化を行った。「少しでも3連覇に向けて力になれればなと思います」と鳥谷。頼れる先輩からの言葉を胸に、大きな意味のあるプロ10年目を戦う。

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