藤井“珍トレ”キックボクシングを敢行
阪神の藤井彰人捕手(36)が14日、正捕手獲りに向け“珍トレの鬼”と化していることを明らかにした。早速、着手したのが「キックボクササイズ」。昨年末、巨人を解雇になった朝井とともに、飛び込みでジムで1週間汗を流した。
ハイキックなどの動作を取り入れた運動。プロ野球選手といえども「死にそうになった」という過酷なもの。ふくらはぎが「パンパン」になるぐらい、ひたすら筋力と持久力強化に努めた。
毎年1月恒例のバッティングセンターでは、バーチャル映像のソフトバンク・大隣から3日で“2発”を放った。昨年まで1月の1カ月間には1発しか打てないと言い、本人も驚きの成果を生んでいる。さらに近所の景色を楽しみながら、ひたすらランニングや、ヨガにも挑戦した。
いいと思ったものをどん欲に取り入れる姿は、悲壮な決意の表れだ。「日高くんも勝負をかけてくる。僕も最後の年と思って、捕手を奪い取る」。37歳になる今シーズン。3度の負傷離脱を経験した昨季の悔しさをバネに、覚悟を決めた男前が勝負をかける。