筒井、球児の“置き土産”生かす

 阪神・筒井和也投手(31)が16日、沖縄の宜野座球場で、カブス・藤川や鶴、玉置らとの合同自主トレを公開した。藤川から受けている投球面での細かなアドバイスを生かし、勝利の方程式の一角を担っていく。

 「(藤川からは)同じ真っすぐを高めに投げる時も、フォームでワンクッションを入れたらバッターも手が出るようになるよ、とか。リリースの時のフォームで低めに腰が入って投げていって、高めに抜いたらほぼ三振するとか」

 藤川からの「置き土産」はムダにできない。昨年は、目標にしていた「1年間1軍」を達成。だからこそ分かることがあり、その投球に関する助言も「1年間やったから分かるだろ、という意味もあると思う」と話す。シーズン中、何度も対戦する打者を抑えるには、配球や技術面で工夫を施す必要があるからだ。

 この日は遠投やショートダッシュなどで汗を流した。「球児さんにも、少なくとも自分も期待してもらっていると感じる。重要なところで抑えられるように」と筒井。進化を遂げ、リリーフ陣全体で藤川の穴を埋めていく。

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