藤浪は「できた子」礼儀も超一流

 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭=が28日、宜野座村野球場で沖縄合同自主トレに初参加した。沖縄入りした27日夜には先輩の各部屋にあいさつ回り。18歳とは思えない振る舞いで、先輩の心をつかんだ。練習では初めての1軍の雰囲気に緊張しながらも、ブルペン投球を含めて無事に終了。順調な沖縄第一歩をしるした。

 青空が広がった沖縄で藤浪がドキドキの“1軍スタート”を切った。キャッチボールでは筒井の相手を務めた。普段から1球、1球、時間をかけてキャッチボールをする藤浪だが、この日はさすがに、いつもよりも投げ返すテンポが速かった。本人も「緊張しましたけど、大事に投げることを意識しました」と振り返る。

 ただ随所で“藤浪らしさ”をみせた。沖縄入りした前日夜には早速、部屋割りの一覧表を見ながら先輩の各部屋にあいさつ回り。顔を合わすことができなかった先輩には、この日の練習までに済ませた。誰に言われたわけでもなく、自発的に回ったというから頼もしい。

 「年上の方にあいさつするのは当然ですし、当たり前のことだと思うので変わったことをしたという意識はありません」。こう話すルーキーの姿に感心したのは、自主トレ参加メンバー最年長の日高だ。「本当にできた子だなあと思いました。18歳とは思えない行動ですね」と感嘆の声を漏らす。

 初めて経験する1軍選手との合同自主トレ。見守った担当の畑山スカウトは「緊張していたね。鳴尾浜で新人同士で練習をして、きちんと決められたメニューでやるのとは勝手が違うから」と話したが、ブルペンでもこれまで通り、マイペース調整を貫いた。

 立ち投げで41球投げ、ラストの1球は力を込めた。「最後はほぼフルに近いぐらいで投げました。ベストに近い状態です」と藤浪。2月1日のキャンプインに向けて、調整は順調だ。

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