北條遊撃一本!中村GM方針明かす
阪神の中村勝広GM(63)が29日、鳴尾浜で行われた新人合同自主トレを視察し、ドラフト2位の北條史也内野手(18)=光星学院=をショート一本で育成していく方針を明かした。
「まずはショート一本で見せてもらう。どれくらい潜在能力があるか。平田2軍監督ともそういう話をしている」と明言した中村GM。二塁でノックを受ける北條の姿を三塁ベンチから平田2軍監督と意見交換しながら見守った。安芸キャンプでは2年目の西田らとの競争になるが「遊撃手はひしめいているからね。それは本人も分かってるでしょ」とファームの定位置を争わせる方針だ。
北條自身もランニング中に先輩たちがノックを受ける様子を観察しており「みんなうまいという思いで見ています」と語った。安芸キャンプ中の実戦6試合は積極的に起用される方向。北條以外の内野手は経験を積ませるために二塁、三塁でも起用される見込みだ。北條は、「早くユニホームを着てレベルの高い選手と練習したい」と3日後に迫ったキャンプインへ力を込めた。