メッセ、藤浪の先生役で優勝に貢献
阪神のランディ・メッセンジャー投手(31)が30日、関西国際空港着の航空機で来日し、キャンプ中に同組で練習することが濃厚なドラフト1位・藤浪の先生役を買って出た。
「甲子園での彼の試合を見ていたから知っている。自分をいい選手とは思わないけど、彼にとっていいチームメートであり、いい人間でありたい。自分の知識を(藤浪に)広めていければと思う」。自身は身長198センチ。197センチの藤浪に対し、長身の先輩として経験を基にしたアドバイスを送る場面もありそうだ。
昨季は10勝。2年連続2桁勝利を挙げており、今季も先発の柱として期待される。個人的な目標には、11年の自己最多の12勝以上を上回る15勝を掲げた。米国での調整は順調に進み、今季は球速へのこだわりも示す。かつて最速159キロを記録した右腕は「常時147~149キロは出して、最速155キロは出るようにしたい」と意気込んだ。
藤浪の先生役も個人成績の向上も、全ては優勝に貢献する決意のあらわれだ。「去年よりもよりよいシーズンにしたいね」。チームに欠かせぬ存在となることを約束した。