和田監督「3Cの誓い」で逆襲誓う
「3C」で生まれ変われ‐。阪神・和田豊監督(50)が31日、沖縄のチーム宿舎で開かれた全体ミーティングで、チェンジ、チャンス、チャレンジの「3C」で全選手を鼓舞した。
2年連続Bクラスに甘んじた昨年からの逆襲。「我々は昨年5位だった。これは年が明けたからといってゼロになるわけじゃない。このことを肝に銘じてはい上がる。野球漬けの1カ月。それぐらいでないとはい上がれない」。虎将は声を張り、兵の心に訴えた。
浮上のために必要だと力説したのが、チェンジ、チャンス、チャレンジの「3C」。まずチェンジには「同じ事をやってちゃいけない。心技体が生まれ変わるという気持ちで臨んでもらいたい」という強い思いがある。キャンプ第1クールを6勤にし、休日を3日にしたのもその表れだ。
金本、城島、藤川が抜け、新たに福留、西岡、日高、コンラッドが加入したタテジマは変革の時を迎えている。変革の時には、今までになかったチャンスが生まれる。それにチャレンジを加え「三つのCでチャンピオンという大きなCをつかむ1カ月にしよう」と訴えた。
基本に戻り、初心に返る。心のリセット、反省を経ることが、必ずや新しい結果を生む。逆襲に燃えるその瞳、今の気持ちを忘れるな‐。敗者から勝者に生まれ変わるため、厳しさを打ち出した南国の幕が開ける。